この作品は、1984年の夏に海老名のホビー・ボックスで開催された、プラモデル・コンテストに応募したものである。もう17年もたったんだなぁ。
丁度手持ちの航空ファンに、フィリピンのクラーク基地のF−4Gが出ていたので、同じハセガワのF−4Eからデカールを持ってきた。
不足していた部分は手画きを行った。現在ならパソコンとALPSのプリンターで、もっときれいに作成できる。便利になったもんだ。
ハセガワのこのタイプのいわゆる、ロング・ノーズ ファントムは、機種の平面形がよろしくない(横に広がりすぎ)との事であるが、修正等なにもせず組んだ。
あと前述の航空ファンの写真で気がついたが、機首のAPR−38RHAWのレシーバー・ハウジングは、キットの様に正面から見て長方形ではなく、下部がせまい
台形をしている。
この作品は、米国で入手したシートベルトのエッチングパーツを使用したが、まだその頃はエッチングが一般的でなく、(その年後半にハセガワが扱い始めた)
ホビー・ショップのウィンドーに飾っていたら、見せて欲しいと言った人がいたらしい。(何で出来ているのか、知りたかったとの事)
今では、エッチング・パーツは広く知られているが、これはそんな昔の話。

F-4G