これほど失敗続きのキット製作も珍しい。ボディの塗装も終わり、デカールを貼付した後に間違ってセミグロスのクリアー塗料で塗装してしまった。
すぐ気づけば良かったが、逆に光沢が得られず厚吹してデカールが死亡。それも2個同時進行だったので、2個とも死亡。
いつか塗装を剥がしてと思っていたが、実行前に手持ちの塗装剥離剤をこぼしてしまった。
米国から個人輸入したもので、日本には売ってないし米国の入手元ももう扱ってなかった。仕方ないので放置していたが、IPAで剥離出来ると判ったので、購入した。
漬け込む適当な容器が無かったので、１００円ショップでタッパーを購入し漬け込んだが、もっとIPAの量が必要だったのでもう一本ガソリン水抜き剤を買った。
漬け込んでかなり時間がかかったが、きれいに剥離してくれた。
これでボディ塗装の振り出しに戻った訳である。デカールは2台分をタミヤのサービスから購入した。
まず最初の塗装した時と同様に、デカールのコピーを型紙にし、マスキングシートで白い部分のマスキングを行った。ボンネットとセンターピラーはマスキングテープで。
マスキング完了後、赤を塗装した。 それからデカールを貼り始めたが、ルーフの凹部分はやはり思った通り一部切れてしまった。タッチアップでなんとかなるか。
ボディーの塗装の後にそれ以外のパーツの組立・塗装を行った。これもいつもの手順であるが、クルマのキットはセミ・グロス・ブラックの塗装指示が多いので、その色から塗る事が多い。
その後ドア部分のデカールを貼る作業中に、劣化が理由で水に漬けたらデカールがバラバラに。その状態でめげて放置。以下の画像は２０１９年7月５日の状況。まだ先は長そうだ。
２０１９年８月２５日、ようやくボディのデカール貼付完了。
デカールを貼った後は、いつもの手順通りクリアー塗装。デカールを完全乾燥させるためクリアー塗装まで期間を開けるが、今回は９月１５日に１回目のクリアー塗装を行った。続いて９月１９日に２回目のクリアー掛け実施。
クリアー塗装を行う前に、ボロボロになってしまった、いとこの形見のタミヤ・スプレーブース初期型の、フィルターを代替品モルトフィルターと交換した。
クリアー塗装の後はペーパーがけの後、コンパウンドで磨いてからセミグロス。ブラックで指定された個所を塗装。ここでまた大失敗をやらかす！車内を白で塗装すべきところ、セミグロスブラックで塗ってしまったのだ。ウインドーパーツもしっかりと接着されないし．．．．苦労の連続である。画像は大みそかの作業状況。
クリアーパーツの接着は、FaceBookでわずか４秒で接着可能な、BONDICを知ったので2020年に購入した。今後は工作が楽になりそうだ。
インテリアを含むシャーシの工作は、1月１９日に完了。ドアパネルの接着は裏側のタボ受けに穴をあけ、そこから流し込みタイプの接着剤を流し込んだ。量の加減が綺麗に接着するコツ。
２０２０年１月２６日の状態。
続いてボンネットのキャッチピン（さかつう）やドアミラーなどを取り付けた。ドアミラーの鏡面は昔購入した、ミラーシール使用。ミラーの取り付け部は室内から見ると黒いので、デカールを貼付した。
その後シャシーの赤塗装指示個所が塗装されていないので、マスキングと筆塗りで塗装したあと、ボディにリアウイング、ルーフアンテナ（真鍮パイプと真鍮線の組み合わせ）を取り付けた。残る作業はタッチアップ塗装のみ。
