他の趣味も同じだと思うが、模型(プラモデル)の趣味もただキットだけを買って来て、組み立てて終わりではない。
大昔ならキットに接着剤が添付されていたが、最近のキットは一部を除いて接着剤は添付されていない。
この趣味は、資料となる雑誌や本、接着剤や塗料それにカッターナイフ等の工具が必要であり、それらのコストも無視できない。
それらを紹介しよう。

まずは、資料関係であるが、模型雑誌や飛行機であれば、航空関係の雑誌(航空ファンなど)艦船であれば世界の艦船などの雑誌がある。
私の場合、以前はモデル・アートと航空ファンを毎月購入していたが、スペースの関係から今はモデル・アートのみ毎月購入している。
その他にFine Scale Modelerを定期購読している。これは個人で輸入しているものである。

上の画像は、すべてモデル・アート社のものである。一番左が月刊誌の第3集。その右が2001年6月号。
確か第2集や4集も持っていたはずだが、行方不明である。誰かに貸したままかも知れない。購入した分は全て持っている。
その右は模型雑誌らしい、工作技法をガイドしている別冊。次が実際の機体の説明を中心とした増刊号である。
F−4 PHANTOMUは、プロのモデラーが各社のF−4を製作したものを記事にしたもの。一時はいつも読んでいた。
最後は、実際の機体の塗装とマーキングに関する、増刊号である。
以上のように、モデルアート社だけでも結構な数になってしまう。もう本棚からかなりの数があふれている。
では次にモデルアート社以外の雑誌を紹介しよう。

以前定期購読していた。ホビージャパン誌である。一番右は、私の持っているうちで一番古いもの。
その次は、ジオラマで有名なシェパード。ペイン氏の著書の和訳本である。
その右隣は、大塚康生氏の監修になる、ジープの写真集を別冊としたものである。
このように、以前は、ホビージャパンも、スケール物中心の雑誌であった。特に軍用車両、いわゆるAFVに力を入れていた。
私も影響を受け、当時タミヤのミリタリー・ミニチュアをよく作ったものだ。
やがてはホビージャパンは、スケール物から、いわゆるガンダムなどのキャラクターものの雑誌へと移行してしまう。
ここにある1982年8月号をもって、私の定期購読は終了した。しかし、その特集が役に立ちそうだと思い、久々に買ったのが右端のものである。

上の画像の左端は、横浜に勤務していたころ、相鉄ジョイナス4階の模型店で買ったもの。写真のものは、昭和51年3月号で通算126号 新装No.6と書いてある。
表紙に創刊11年と書いてあるので、随分と歴史のある雑誌のようだ。表紙にはカラーチップもついており、内容も当時としてはまずまずである。
価格は200円。私は121号から128号までしか持っていない。なぜこんなに少ないのか、今となっては思いだせないが、多分私の転勤と結婚に関係があるかもしれない。
その右はプラモデルではなく、ラジオ・コントロール模型の雑誌である。以前、RCをやっていたことがあり、その流れで持っている。
次は創刊された時に喜んだレプリカである。残念ながら今は無くなってしまったが、創刊号から最終号まで持っている。
左のイーグル特集号の、読者からの便りには私の投書が載っている。その右は最終号である。
レプリカにも増刊号があり、右端のものは英国のファントムUの特集号である。これ以外にPー51マスタングの特集号があるが、我が家にはない。

さて、私の持ち物で最後の日本の模型雑誌は、モデル・グラフィックス(モデグラ)とスケール・エビエーション(スケビ)である。
両方とも大日本絵画の発行である。モデグラは純粋なスケール・モデル誌ではなく、どちらかというとオタク系に属する。
なので、私は3冊しか持っていない。1冊は、近所にあったなじみの模型屋さんの紹介記事がでているから。(私も写真に写っている)
画像のものは、記事の内容を見て購入したが、見たかったのは1/32のタミヤF−15Eだったのか、シリコン使用の複製のコツだったかは忘れた。
最後のものは、特集のフォッケウルフ。
で、スケビは2冊。作例はいいんだけど、記事が内輪の話のノリみたいで、(モデグラの延長線上)どうも苦手である。まぁ、モデル・アートも時々それを感じる時があるけど。
さて。次は外国の模型雑誌をを行ってみよう。

最初は、1983年からずっと購読している、FineScaleModeler(FSM)。その当時は年に4回位の発行であった。
ある時期に2ヶ月に1回になり、現在は月刊誌となっている。英(米)語なので、以前位の間隔のほうがじっくり読めた。最近はページも増えたので、とばし読みをしている。
その右は、FMSの別冊。今までの記事をまとめたものや、いわゆるHow To本などを別冊という形で販売している。
次は以前直接出版社から、定期購読をしていたもの。しかし記事が1/72主体だったり、カラー・ページが少ない。英語が米語と違って、分かりづらく、1年でやめてしまった。
内容はレベルが高く、良かったが。
その右は、1/48の飛行機モデラーの為の雑誌ということで、試しに購入したもの。この時点では、モノクロのページのみだった。
写真もちょっと少ない感じで、図がいただけないものもあって、これ1冊しか購入していない。
次も同様に、試しに購入してみたもの。大判の写真やカラー図があるが、ポーランド語が読めないのでつらい。これも2冊目は買っていない。
さて次は、英国で出版されている、タミヤ・モデルマガジン。タミヤと名前がついているが、タミヤの製品のみの雑誌ではない。我が家には2冊のみ。
国内ではタミヤに直接注文するか、模型店で購入することになる。一般書店では扱っていない。時々スコードロン・シグナルで特売している。

さて次は、雑誌ではないが、模型という視点からタミヤ・ニュースとブラック・ボックスを紹介しよう。
タミヤ・ニュースは1968年9月の第11号から購入している。何号か抜けがあるが、現在まで結構な量になっている。
記事の中で ”これだけは作ろう” が製作関連記事として掲載されており、工作の参考になる。
ブラック・ボックスは、フジミ版タミヤ・ニュースのような性格であったが、わずか20号位で消えてしまった。

では、次に模型ではなく、実機を主体とした雑誌を紹介しよう。

上は全て文林堂の出版物で、航空ファンと世界の傑作機の各年代のものである。このように、新しいものが出ても、以前のものを捨てられないでいる。
よって、家が狭くなってしまうのであった。コルセアは1967年のものである。15歳ですでに買ってたんだ....
同じ航空ファンの別冊でも、最後のイラストレイテッドは、さすがに15歳では買わなかったろうなぁ。これも以前は、新しいバージョンが出るたびに買っていた。

上記以外の国内出版物は、ほとんど航空ジャーナル社の臨時増刊や、光人社の丸メカニック、デルタ出版のドイツ軍用機フォト・アルバム等である。
下の画像は左より前述の順序で並んでいる。

以上は飛行機関係の、実機関連の書籍であるが、これに加えて艦船や戦車などのAFV関係の書籍もあり、かなりの量になってしまっている。さらに以下のような洋書が沢山ある。
左から3つ目までは、ハード・カバーと呼ばれるもので、比較的大判で厚い本が多い。
次の2冊はソフト・カバーと呼ばれ、比較的ページ数の多くない本であるが、右端のものは比較的ページ数があり、厚さもある。

以上、私の蔵書のほんの一部を紹介した。これ以外にも山ほどあるが、いつも見るものは大体決まっていたりする。一体お金をいくら使ったのだろう。