モデル・アートの記事だったと思うが、モノグラムを退職した人達がアキュレイトという、新しい模型メーカーを興すらしいと書いてあったので、期待をしていた。
なかなか製品が発売されなかったが、ある日配達されたスコードロン・シグナル社の通販ちらし(サプリメント)に、記載されていたのですぐに注文した。そしてこのキットを手に入れたのである。
約1ヵ月程で家に届いたので、すぐに箱を開けモデル・アートの記事を思い出しつつキットを眺めたところ、な.な.なんとキャノピーのパーツが無い!   しばらく悩んだが、状況をはがきに書いて、アキュレイト社に送った。    個人輸入なので、販売店でもらえない。送ってもらえなければ、手持ちのスコードロン・シグナル社のクリアー・キャノピーを使用するので、可否をお知らせくださいと。   その当時は、アキュレイト社のインターネット ホーム・ページもなく、郵便局へ行かなければならなかった。
数週間ののち、アキュレイト社からキャノピーのパーツとカタログを送ってきた。  すごくうれしかったので、早速礼状を飛行機の絵葉書で出しておいた。その後毎年カタログが送付されてくる様になった。
で、このキットであるが、若干組みづらい部分があるものの、概ね良好なキットだと思う。価格も個人輸入なので、リーズナブルだったし。
私の手持ちの資料では、この塗装の機体はコクピットの後ろにカメラを装着したF−6A仕様で、且つ胴体と垂直尾翼に地図みたいな形のマーキングがあるが、いいかげんモデラーの私は、すべて無視。べつに忠実に修正しなくたって、小遣いや給料減らされる訳じゃなし。1943年チュニジアにいた154偵察スコードロン所属機のマーキング。
 1996年2月20日完成。